報道発表

イエメン共和国に対する環境プロジェクト無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換

平成21年12月14日
  1. 12月12日(土曜日)(現地時間同日)、イエメン共和国の首都サヌアにおいて、我が方敏蔭正一駐イエメン国大使と先方アブドルカリーム・イスマイール・アル=アルハビー経済担当副首相兼計画・国際協力大臣(H.E.Mr.Abdulkarim Ismail Al-ARHABI, Deputy Prime Minister for Economic Affairs, Minister of Planning and International Cooperation)との間で、6億2,000万円の環境プロジェクト無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画)」(The Project for Introduction of Clean Energy by Solar Electricity Generation System)に関する書簡の交換が行われました。
  2. 本件は、イエメン第二の都市、アデンの中核病院であるアル・ワハダ病院に太陽光発電施設を設置し、二酸化炭素排出を伴わないクリーンエネルギーを導入するための計画に資金を供与するものです。本件の実施により、同病院への安定的な電力供給が可能となるとともに、石油燃料消費量の減少により二酸化炭素の排出が削減されます。
  3. 我が国は、低炭素社会の実現を目指すため、平成21年度補正予算により、我が国の優れた環境関連技術を活用して途上国の気候変動対策に関する取組を支援しています。本件は、気候変動に脆弱なイエメン共和国の気候変動対策への取組を支援するものです。

(参考) イエメンはアラビア半島の南端に位置し、アデン湾を挟んでソマリアと接している中東地域で最も開発が遅れた国のひとつであり(一人当たりGNI(国民総所得):950ドル(08年)、アフリカの約半数の国よりも低い値)で、面積は55.5万平方キロメートル(日本の約1.5倍弱)、人口2,310万人(08年)の国である。

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