
ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁の来日
平成21年11月19日
- ヘレン・クラーク(Miss Helen Clark)国連開発計画(UNDP)総裁は、11月23日(月曜日)から25日(水曜日)まで来日します。
- クラークUNDP総裁は、日本滞在中、鳩山由紀夫内閣総理大臣を表敬訪問し、岡田克也外務大臣をはじめとする我が国政府関係者等と意見交換を行うほか、参議院政府開発援助等に関する特別委員会において、ミレニアム開発目標(MDGs)、気候変動、アフガニスタン支援等の地球規模の課題、国連機関と日本との戦略的連携等につき、スピーチを行う予定です。
- 我が国はUNDPと協力して、MDGsの達成、アフガニスタン、イラク等における平和の構築支援、アフリカにおける国連平和維持活動(PKO)センター支援、ガバナンス支援、気候変動対策支援、災害後の復興支援等、人間の安全保障の視点を重視した多岐にわたる援助を実施してきています。今回のクラーク総裁の来日により、地球規模の課題への対応に向け、我が国とUNDPとの間の協力関係がより一層強化されることが期待されます。
- なお、クラークUNDP総裁の来日は、本年4月の現職就任後、初めてとなります。
(参考)ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁
ニュージーランド国自然保護大臣、住宅大臣、保健大臣、労働大臣、副首相を経て1993年に労働党(野党)党首。1999年から2008年にかけて、首相を務める。2009年4月より現職。
UNDP総裁は、国連において事務総長、副事務総長に次ぐポストである。UNDPは、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた取組を推進する主導的機関であり、また、危機予防と復興、民主的ガバナンス、環境とエネルギー等の分野において中心的な役割を果している。UNDPは、我が国、国連、世銀とともに、TICADの共催者でもある。