報道発表

「アグロフォレストリーに関するシンポジウム(地域及び地球規模の持続可能な発展に向けた意義と可能性)」の開催

平成21年11月17日
  1. 12月16日(水曜日)午後1時から午後6時まで、国連大学(ウ・タント国際会議場)において、外務省が共催するアグロフォレストリー(森林農法)に関するシンポジウムが開催されます。
  2. アグロフォレストリーは、多様性を重視した農業の振興や住民参加の森林管理の推進を通じて、農村地域の開発や貧困削減のみならず、気候変動や生物多様性、砂漠化といった地球規模の課題への対策としても、国際的に大きな注目を集めています。これは、自然共生社会の構築を目指して日本政府が国連大学と協力して国際社会に提唱している「SATOYAMAイニシアティブ」とも共鳴する取組です。
  3. 今回のシンポジウムでは、本分野で世界的に著名な研究機関である世界アグロフォレストリーセンター(ICRAF)のデニス・ギャリティ (Dr. Dennis Garrity) 所長のほか、実際の取組が進められているブラジル・アマゾンやインドネシアからも参加者を迎え、アグロフォレストリーについて、里山との関連も含め、理論と実践の両面から幅広い議論を行います。そして、12月コペンハーゲンでの気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)で扱われる2013年以降の次期枠組みや来年10月に愛知県名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の議論との関連も踏まえつつ、アグロフォレストリーの今日的な意義と取組の現状を確認し、今後の可能性を探ります。
  4. アグロフォレストリーの研究者はもちろん、農業・林業に関わっておられる方々、里山、環境・気候変動問題や途上国の開発問題・国際協力に関心のある方々等、学生から実務者、実践者の方々まで幅広いご参加を期待しております。

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