報道発表

ホセ・ルイス・ジーザス国際海洋法裁判所所長の外務大臣表敬

平成21年10月19日
  1. 岡田克也外務大臣は、19日(月曜日)11時05分より約20分間、外務省招待により訪日中のホセ・ルイス・ジーザス国際海洋法裁判所(ITLOS)所長の表敬を受けたところ、概要以下のとおりです(柳井俊二ITLOS判事(元駐米大使)同席)。
  2. 岡田外務大臣より、ジーザス所長の訪日歓迎に続き、「海洋国家である我が国にとって海洋問題は益々重要となっており、今後も国際裁判も積極的に活用していく方針である。また、日本はITLOSを重視しており、人材、財政両面について引き続き積極的な役割を果たしていく考えである」旨述べました。
  3. ジーザス所長よりは、国際社会における法の支配の重要性と国際社会においてITLOSが果たす役割について述べ、我が国が法の支配の確立の推進に常に前向きであること、また我が国のITLOSへの支援に対する謝意が表明されました。

(参考) 我が国と国際海洋法裁判所の関係

  1. 国際海洋法裁判所は、1996年にドイツ・ハンブルクに設立。また、我が国からは、1996年から2005年まで山本草二東北大学名誉教授、2005年からは柳井俊二元駐米大使が裁判官を務めている。
  2. 我が国が当事者となった事件としては、日本の調査漁獲をめぐるみなみまぐろ事件(1999年)及びロシアによる日本漁船の釈放を求めた第88豊進丸事件、第53富丸事件(ともに2007年)がある(事件概要については外務省ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaiyo/itlos.html)参照)。
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