
「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」第4回会合開催
平成21年10月8日
- 10月18日(日曜日)から20日(火曜日)までの間、広島において、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」第4回会合が、川口順子元外務大臣及びギャレス・エバンズ(The
Hon. Gareth Evans AO)元豪外相を共同議長として開催されます(出席予定者は別添のとおり(PDF))。
- この委員会は、2010年NPT運用検討会議の成功への貢献と、核兵器のない世界の実現に向けた提言をとりまとめた報告書をNPT運用検討会議に先駆けて発表することを主な目的としており、今回は同報告書について議論する最後の会合となります。今次会合において可能な限り意見を収れんさせた上、年末までに報告書を完成させ、明年1月の発表を目指す予定となっています。
- この期間中に、本会合に加え、市民社会との対話や被爆体験証言を含む平和記念資料館視察などが予定されています。また、16日(金曜日)に東京において、両共同議長による鳩山由紀夫内閣総理大臣への表敬が予定されている他、岡田克也外務大臣主催の夕食会が行われる予定です。
- 我が国政府としては、本件国際委員会が、核兵器のない平和な世界に向けた道筋や、NPTを基礎とする国際的な核軍縮・不拡散体制を堅持・強化する方途を提示できるよう、引き続き豪州政府とともに本件国際委員会事務局としての支援を行っていく考えです。
(参考)核不拡散・核軍縮に関する国際委員会
この国際委員会は、昨年7月の日豪首脳会談において、共同イニシアティブとして立ち上がり、本年9月、鳩山総理とラッド豪首相間及び岡田外相とスミス豪外相間で、報告書を踏まえた更なる日豪間の協力が合意された。川口順子元外務大臣とギャレス・エバンズ元豪外相が共同議長として、核軍縮、核不拡散及び原子力の平和的利用につき議論し、2010年5月に開催されるNPT運用検討会議に対し、具体的な勧告等を含む報告書を提示する。この委員会の第1回会合は08年10月20日から21日までシドニーで、第2回会合は09年2月14日から15日までワシントンDCで、第3回会合は6月20日から21日までモスクワで開催された。また、2009年5月に中南米地域会合(於:サンティアゴ)及び北東アジア地域会合(於:北京)、9月に中東地域会合(於:カイロ)、10月に南アジア地域会合(於:ニューデリー)が開催された。