報道発表

岡田外務大臣への「ノン・オフィシャル・グループ・オブ・フレンズ・オブ・スリランカ」の表敬

平成21年10月1日
  1. 本1日(木曜日)14時25分から約25分間、岡田外務大臣は、外務省において、アーミテージ元米国務副長官らスリランカ和平問題に関する国際有識者グループである「ノン・オフィシャル・グループ・オブ・フレンズ・オブ・スリランカ」一行の表敬を受けました。
  2. 冒頭、岡田大臣より、我が国としてはスリランカでの長年の紛争が終結することを期待していたところ、本年5月に紛争が終結し、今後民族和解と平和で豊かな国造りが必要であり、日本としても協力していきたい旨述べ、また同じ志を持つ貴グループからもご提言をいただきたい旨述べました。
  3. これを受け、一行を代表してアーミテージ元米国務副長官より、我々としては日本政府と同じ関心を有しており、明石政府代表には大きな役割を果たしていただいており、今後も日本政府にはスリランカへの取組を継続していただきたい旨述べました。またマンシン元印外務次官もスリランカは南アジアだけでなく世界の海運ルートの要衝に位置することから安全保障面からも重要であり、日本政府には積極的な関与をお願いしたい旨述べました。
  4. 岡田大臣よりは、スリランカは仏教徒が多く日本人には親近感がある、地理的に遠いがそれゆえに中立的な立場からこれまでも和平プロセスに貢献してきた旨述べ、これから本格的な和解のプロセスに入っていかなければならず、その前には国内避難民の問題も解決しなければならない旨述べました。
  5. アーミテージ元米国務副長官より、人権問題の解決も必要であり、紛争で苦しんできたのはシンハラ、タミル、ムスリム全ての民族であることを忘れるべきでない旨述べ、また日本政府にはスリランカ政府と国際社会の架け橋になっていただきたい旨述べました。岡田大臣より、紛争が終わって喜ばしいが、スリランカの民族和解はこれから大切であり、日本としても貴グループなどとも協力して取り組みたい旨述べ、会談を了しました。
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