
日モルディブ外相会談(概要)
平成21年1月19日
- 1月19日(月曜日)、17時30分から約30分間、来日中のシャヒード・モルディブ外相と中曽根外務大臣の間で日モルディブ外相会談が行われました。
- 二国間関係に関し、中曽根外相より、新憲法下初の大統領選挙の成功、ナシード新政権の誕生を改めて祝福すると共に、2007年の外交関係樹立40周年、モルディブの在京大使館開設等を機に、友好関係が更に強化されつつあることを歓迎する旨述べました。これに対しシャヒード外相より、長年に亘る日本によるモルディブの社会経済開発への支援、特に民主化プロセスへの支援への感謝の意が表明されました。
- 民主化改革・経済協力に関し、中曽根外相より、モルディブでは民主化改革が進展しており、そうしたモルディブ政府の取組を今後とも可能な限り支援したい旨、また、日本はモルディブの経済発展及び国民生活の安定・向上に寄与する分野を中心に支援を行ってきており、今後も如何なる協力が可能か検討していきたい旨述べました。これに対しシャヒード外相より、津波被害からの復興支援への感謝が表明されると共に、モルディブ政府は現在、地方分権や外国からの投資によるインフラ整備を進めているとして、日本企業からの投資への期待を表明しました。
- 国際場裡での協力に関し、中曽根外相より、国連改革等におけるモルディブの支持について謝意を表明し、今後も国際社会の平和と安全のため積極的な役割を果たしていきたい旨述べました。これに対しシャヒード外相より、環境等、両国の共通利害に基づく協力が進んでいる、モルディブは日本の国連での役割を完全に支持している旨述べました。