報道発表

タジキスタンに対する無償資金協力「ドゥスティ-ニジノピャンジ間道路整備計画(第2期)」に関する書簡の交換について

平成21年1月14日
  1. 日本国政府は、タジキスタン共和国の「ドゥスティ-ニジノピャンジ間道路整備計画(第2期)」(the Project for the Improvement of Dusty-Nizhniy Pyandzh Road)を支援するため、同国政府に対し、総額13億2,400万円を限度とする無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が1月14日(水曜日)(現地時間同日)、同国の首都ドゥシャンベにおいて、我が方中山喜弘在タジキスタン臨時代理大使と先方ハムラーハン・ザリフィ外務大臣(H.E. Mr. Hamrokhon ZARIFI, Minister of Foreign Affairs)との間で行われました。
  2. 本件整備計画の対象道路(ドゥスティ-ニジノピャンジ間約24km)は、タジキスタンと隣国アフガニスタンの首都を結ぶ主要幹線道路の一部であり、同国の国家長期計画における優先道路となっていることに加え、アジア全体の広域幹線道路としても重要な位置づけとなっていますが、旧ソ連時代に建設された本件計画対象区間の現状は劣悪であり、緊急の整備が必要となっています。本件計画は、2期から成っており、対象区間約24kmのうち約8.3kmの道路整備等を行う第1期工事が平成20年6月に完了しました。今回の第2期では、約15.4kmの車道及び路肩の舗装、道路標識約80本及びガイドポスト約360本の設置等を実施します。
  3. 本件協力により、対象区間全線に亘り、広域幹線道路として安全で円滑な交通が確保され、物的・人的交流が促進され、二国間だけでなく、中央アジア周辺地域を含めた社会経済活動の活性化に資することが期待されます。

(参考1) タジキスタン共和国は、中央アジアに位置する内陸国であり、人口は約670万人(2007年、国連人口基金)、一人当たりGNI(国民総所得)は460ドル(2007年、世銀)。

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