報道発表

日中中堅幹部交流(中国四川ブン川地震復興日本視察団の訪日)について

平成21年1月8日
  1. 今般、四川省大地震復興の参考とするために、1月11日(日曜日)から1月17日(土曜日)まで、郭允沖(かくいんちゅう)住宅都市農村建設部規律検査組組長(副部長級)を団長とする一行79名の中国政府視察団が訪日します。
  2. 同視察団は、昨年12月の斉驥(さいき)住宅都市農村建設部副部長を団長とする一行80名の視察団に続いて中国政府により派遣されるもので、滞日中、外務省、内閣府、国土交通省他我が国の地震復興関係省庁、新潟県及び兵庫県等を訪問し、関係者との意見交換や復興・防災施設等を視察する予定です。
  3. 中国政府は、四川省大地震の復興基本計画に基づき、中央及び地方の関係省庁を挙げて被災地の復興に取り組んでおり、阪神・淡路大震災を始めとする多くの地震復興の経験を有する我が国に対し、地震復興の経験・ノウハウの提供等の協力を要請しています。昨年7月9日に行われた日中首脳会談において、5本の柱からなる地震復興に係る協力を推進していくことで合意した経緯があります。
  4. 本件視察団の訪日は、日中首脳間で合意された上記協力の一環であり、地震復興についての先進的技術、知識を有する我が国関係省庁との意見交換や、地震復興の経験を有する神戸や新潟等の視察を行なうことは、四川省の地震復興計画策定に非常に有益であるのみならず、このような活動を通じて、日中間の交流の裾野が広がり、国民レベルの相互理解の促進にも資するものです。
  5. なお、日中両国は、昨年5月の胡錦濤国家主席訪日の機会に、両国各界の第一線で活躍している中堅幹部の交流を進めることで一致し、昨年9月に、御手洗経団連会長を委員長とする日中中堅幹部交流実行委員会が立ち上げられました。本件視察団の訪日は、本中堅幹部交流計画の一環として行われるものです。
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