報道発表

ボリビア共和国に対する無償資金協力(ノン・プロジェクト無償資金協力)に関する書簡の交換について

平成19年3月6日
  1. 我が国政府は、ボリビア共和国政府に対し、8億円の無償資金協力(ノン・プロジェクト無償賞金協力)を行うこととし、このための書簡の交換が、3月6日(火曜日)、我が国の招待で訪日中のファン・エボ・モラレス・アイマ大統領(Don.Juan Evo Morales Ayma, Presidente de la República de Bolivia)の立会いの下、我が方麻生太郎外務大臣と先方ファン・ラモン・キンタナ・タボルガ大統領府大臣(Señor. Juan Ramón Quintana Taborga, Ministro de la Presidencia de la República de Bolivia)との間で行われた。
  2. ボリビアは、南米に位置する内陸国であり、南米の中でも一人当たりのGNIが最も低い国である。一次産品に依存する度合いの大きい同国の経済は、対外的な影響を受け易く、持続的経済成長に対する不安定要素を抱えている。また、輸出拡大が国内の雇用拡大に必ずしもつながっておらず、失業率が高い。
  3. また、ボリビアでは、天然資源・農産物により生み出される富の分配が、歴史的に一部の富裕層に偏ってなされてきた経緯があり、先住民を中心とした貧困層の生活改善が重要な課題となっている。このような状況の中で誕生した初の先住民出身大統領であるモラレス大統領は、就任以来、ミレニアム開発目標の達成、貧困削減等に向けて積極的な取り組みを見せている。
  4. 今回のノン・プロジェクト無償資金協力は、かかる取組を行っているボリビアを支援するものであり、同国の貧困削減努力の推進に必要な商品を購入する代金の支払いのために使用される。
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