報道発表

ガーナ独立50周年記念式典への特派大使の派遣について

平成19年3月5日
  1. 我が国政府は、3月6日(火曜日)にガーナ共和国の首都アクラで行われるガーナ独立50周年記念式典に、杉浦正健衆議院議員(前法務大臣)を特派大使として派遣することを決定した。
  2. 我が国とガーナ共和国は伝統的に友好関係にあり、近年は、活発な要人往来、国際場裡における協力などを通じ更に緊密化している。また、2007年は日・ガーナ国交樹立50周年にもあたる。こうした友好関係を踏まえ、今回の式典に日本・アフリカ連合(AU)友好議員連盟事務局長でもある杉浦議員を特派大使に任命の上、同式典に派遣することとしたものである。

(参考)

  1. ガーナ共和国は、建国の父エンクルマを中心とする独立運動の結果、1957年、サハラ以南のアフリカで第二次世界大戦後初めて植民地支配から独立し、アフリカ諸国の植民地支配からの解放に強力なイニシアチブを発揮した。国父的イメージのクフォー大統領率いる現政権は、良い統治と法の支配を積極的に推進、安定した民主主義国として、またアフリカ連合(AU)や西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の主要メンバー国として(2007年AU議長国、2003年及び2004年ECOWAS議長国)、地域の平和と安定に積極的に貢献している。
  2. 日・ガーナ関係は、野口英世が黄熱病研究のためにガーナへ渡った1927年まで遡り、評価の高い経済協力を基礎に、友好的な二国間関係を維持している。また、ガーナはアフリカにおける改革・開発努力の模範国であり、我が国としても重点的に支援を行っている。昨年5月には小泉前総理が同国を訪問し、小泉前総理の発案により、アフリカでの感染症等の疾病対策で顕著な功績を挙げた者を5年に1回表彰する「野口英世アフリカ賞」が創設され、2008年の第1回授賞式にはクフォー大統領の出席が予定されている。

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