
国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)幹部職への外務省職員の派遣について
平成19年3月1日
- 我が国政府は、国連の要請に応じ、「国際機関等に派遣される一般職の国家公務員の処遇等に関する法律(派遣法)」に基づき、川上隆久(かわかみ たかひさ) 国際連合代表部公使参事官を国連アフガニスタン支援ミッション(United Nations Assistance Mission in Afghanistan, UNAMA)に派遣することとした。川上公使参事官は、本年3月5日(月曜日)から当面一年間の任期で官房長に任命され、UNAMA本部のカブールで勤務予定である。
- UNAMAは、アフガニスタン政府に対する和平プロセスのための政治的戦略的助言等を任務としており、我が国の対アフガニスタン支援の重点分野であるDDR(武装解除、動員解除及び社会復帰)、DIAG(非合法武装集団の解体)を進める上でも重要な役割を担っている。官房長の職務としては、国連事務総長特別代表を補佐し、政策課題について助言を行い、UNAMAの各部門の活動を調整することなどが想定されている。このようなポストに川上公使参事官を派遣することは、国連に対する人的貢献であるとともに、アフガニスタンにおける我が国と国連との協力関係の強化に資するものと考える。
- アフガニスタンへの復興支援は国際社会にとっての重要な課題であり、我が国としては、今次派遣がアフガニスタンひいては同地域の平和及び安定の強化に寄与することを期待している。
(参考)国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)概要:別添参照(PDF)
(参考)川上公使参事官は、「派遣法」に基づき、1991年12月から1993年9月まで国連カンボジア先遣ミッション(UNAMIC)及び国連カンボジア暫定機構(UNTAC)に、また、1995年11月から2000年3月まで国連PKO局に出向した経験を有し、総合外交政策局国際平和協力室長、国連代表部公使参事官等を歴任。
(参考)アフガニスタンにおける国連に対する人的貢献の例
我が国は、「派遣法」に基づき、国連アフガニスタン特別ミッション(UNSMA)に対する外務省職員の派遣を過去3回行った。
○高橋博史(政務官、1996年10月4日から1998年6月30日)
○田中浩一郎(政務官、1999年6月28日から2001年10月5日)
○高橋博史(政務官、2002年2月28日から2002年8月31日)
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