
スリランカにおける外国大使搭乗ヘリに対する砲撃
平成19年2月27日
- 在スリランカ大使館から入った連絡によれば、現地時間27日(火曜日)、午前9時(日本時間午後12時30分)、スリランカ東部ワーカライ(注)へ視察に向かったヘリ数機のうち最初の一機が、バティカロワ空軍基地に着陸しようとした際、何者かに迫撃砲の攻撃を受け、右ヘリに搭乗していた米、伊大使及び人権大臣等が軽傷を負った由(死者は出ていない模様)。なお、荒木大使は後続のヘリに乗っていたため無事であった。
- 現在視察団一行はワーカライを離れ、安全な場所で待機している模様。
- 本件視察は、スリランカ災害管理・人権省の企画により実施されたもので、スリランカ東部地域情勢の視察のため、東京4共同議長をはじめとする各国大使、国際機関の代表等を招待し、ワーカライに向かっていたもの。
(注)
ワーカライ一帯は、本年1月19日、スリランカ政府軍がLTTE(タミール・イーラム解放の虎)から軍事的に制圧した地域。現在LTTEがしりぞいた後での同地域の治安等が問題視されており、今回、右東部事情を視察しようとしたもの。