報道発表

ニカラグア大統領・国会議員選挙に対する選挙監視要員の派遣について

平成18年11月1日
  1. 我が国政府は、11月5日(日曜日)に行われるニカラグア共和国大統領・国会議員等選挙に対し、米州機構(OAS)からの要請に応え、選挙監視要員5名(我が国より派遣するニカラグア情勢に知見を有する外部有識者1名、外務省中米課職員1名、在ニカラグア大使館員3名)を派遣する。
  2. ニカラグア共和国は、1990年の民主化以降、民主主義の強化に取り組んでおり、我が国は、同国のこうした取り組みを支援するとともに、これまでインフラ整備、初等教育、保健衛生分野等への協力を継続的に行ってきた。2005年に同国で起きた内政危機後の初めての国政選挙となる今次選挙において、公正で透明な実施プロセスを確保することは、ニカラグアの民主主義の強化と政治的安定にとって極めて重要であり、国際社会も高い関心を持っている。我が国の選挙監視要員は、首都マナグアにおいて、米州機構(OAS)選挙監視団の一員として投票及び開票の監視等の活動に参加する予定である。
  3. なお、今回の選挙に関して我が国政府は、選挙監視を行うOASに対し10万ドルの緊急無償資金協力を供与した他、ニカラグア政府に対し、選挙管理委員会(投票所)に配布する選挙人台帳を印刷するための印刷機器及び印刷用紙購入のための資金援助(ノンプロジェクト無償資金協力による見返り資金、約30万ドル)及び現地NGOに対し2件の草の根・人間の安全保障無償資金協力(NGO「民主主義教育センター」が行う選挙啓蒙活動に対する協力(約6万1,000ドル)及びNGO「中米文化基金」が貧困層を対象にして行う選挙啓蒙活動に対する協力(約8万8,000ドル))を実施している。

(参考)
 ニカラグア共和国(首都 マナグア)
 面積:約13万平方キロ(中米最大)(北海道と九州を合わせた広さ)
 人口:約563万人
 GDP:約50億ドル(2005年、IMF)
 一人あたりGDP:約871ドル(2005年、IMF、中米最低)

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