報道発表

松島外務大臣政務官のボスニア・ヘルツェゴビナ(BH)訪問について

平成18年11月1日
  1. 松島みどり外務大臣政務官は、ボスニア・ヘルツェゴビナ(BH)におけるわが国無償資金協力案件「ドボイ橋及びモドリチャ橋建設計画」の完成にあたり、ドボイ橋の引渡式に出席するとともに、アドナン・テルジッチ閣僚評議会議長(首相)をはじめとする同国要人と会談を行うため、11月2日(木曜日)から6日(月曜日)の日程で同国を訪問する。
  2. BHでは、1992年から1995年まで紛争が続いたことにより、多くの橋梁が破壊されるか、保守管理不足により激しく老朽化しており、輸送の大部分が陸路に頼らざるを得ない同国の経済発展に重大な支障をきたしている。
  3. ドボイ橋及びモドリチャ橋は、幹線道路上に位置していることから、交通量、緊急性、裨益効果等の観点から重要な案件であり、また、同橋梁の修復は他民族間の人の移動の活発化を通じ民族融和にも貢献する効果があることから我が国政府に無償資金協力を要請してきたものであり、平成16年5月に無償資金協力を供与するための閣議決定を行ったところである。
  4. 松島大臣政務官が本件完成・引渡式に出席するとともに、同国要人と意見交換を行うことは、二国間関係の促進のみならず、今後の我が国対BH政策のあり方を検討していく上でも極めて重要である。

(参考)
「ドボイ橋及びモドリチャ橋建設計画」

  1. 供与限度額

     10億2,300万円(E/N署名:平成16年5月27日)

  2. 援助概要

     (1)ドボイ橋(200メートル)の建設
     (2)モドリチャ橋(240メートル)の建設

  3. 供与効果

     この計画の実施により、陸上輸送が主体であるBHの輸送網が改善され、今回の計画対象地域にある幹線道路およびその周辺住民約70万人に裨益し、人的・物的往来の活性化が図られることが期待される。

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