報道発表

佐藤アフリカ紛争・難民問題担当大使のスーダン、エチオピア及び英国訪問について

平成18年10月10日
  1. 佐藤啓太郎アフリカ紛争・難民問題担当大使は、10月9日(月曜日)から14日(土曜日)までの間、スーダン、エチオピア及び英国を訪問する。
  2. 佐藤大使は、スーダン訪問に際し、スーダン政府関係者との間でダルフール情勢の改善に向けた意見交換を行う。また、エチオピア及び英国においては、それぞれ、ダルフール問題に深く関与しているアフリカ連合(本部アジスアベバ)及び英国政府と同問題に関する意見交換を行う予定である。

(参考)ダルフール問題

(1)2003年以降、スーダン西部のチャドと国境を接するダルフール地方において内紛が発生。治安が極度に悪化し、約20万人の難民、約180万人の国内避難民が発生。本年5月のダルフール和平合意署名後も、関係当事者間で武力衝突が発生し、治安状況は改善せず。さらにアフリカ連合スーダン・ミッション部隊(AMIS:African Union Mission in Sudan)や人道支援関係者に対する襲撃事件が増加しており、情勢は悪化している。

(2)8月31日、国連安全保障理事会において、ダルフール情勢の改善を目的とし、同国南部を中心に展開中の国連スーダン・ミッション(UNMIS:United Nations Mission in the Sudan)のダルフールへの展開、及び、ダルフールで展開中のAMISへの支援強化を決定する安保理決議1706が採択された。

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