
カリブ共同体(カリコム)に対する我が国政府代表の任命について
平成18年9月12日
- 我が国政府は、12日の閣議において、関興一郎(せき・こういちろう)トリニダード・トバゴ国駐箚特命全権大使を、カリブ共同体(カリコム)に対する初代の日本政府代表として任命することを決定した。
- カリコムは、経済統合、外交政策の調整、保健医療・教育などに関する域内協力の促進を目的として、1973年8月にガイアナの首都ジョージタウンに設立された地域国際機構であり、現在、カリブ地域の14カ国が加盟している。カリコムは、2006年1月には、カリコム単一市場を設立する等、域内の経済統合強化の動きを見せるほか、種々の国際舞台において共通ポジションを形成し、発言力を強化しており、国際社会において重要性を高めてきている。
- 我が国は、1993年よりカリコム諸国との間でほぼ毎年日・カリコム事務レベル協議を開催し、2000年11月には、初めて日・カリコム閣僚レベル会合を東京において開催する等カリコムとの政策対話を重ねてきており、今後も、カリコム諸国との友好協力関係の強化を図っていくことが重要である。
- 以上のような観点から、今般、関興一郎トリニダード・トバゴ国駐箚特命全権大使をカリコムに対する我が国政府代表に任命することとしたものであり、本件任命により、今後、我が国とカリコムとの関係が一層緊密化されることが期待される。