報道発表

麻生大臣と中南米諸国の駐日大使との昼食会の開催について

平成18年7月12日
  1. 7月12日(水曜日)、12時00分ごろから13時30分ごろまで、麻生大臣と中南米諸国の駐日大使の昼食会が開催された。中南米諸国の駐日大使側からは、20カ国より、大使ないし臨時代理大使が出席した。なお、本昼食会は、中南米諸国の駐日大使側からの招待で開催されたもの。
  2. 本昼食会の冒頭挨拶において、麻生大臣は、日本と中南米諸国との関係について述べ、中南米地域は豊富な天然資源・エネルギー、高い食糧生産能力など大きな潜在力を有し、近年、堅調な経済成長とマクロ経済の安定を達成して国際社会も関心を高めていること、また、日本の対中南米政策においては、経済関係の活性化が最重要課題であり、日・中南米経済関係が拡大しつつあることを説明した。また、中南米への日本人移住の歴史に言及し、日本と中南米の関係は、中南米に在住する150万人の日系人、また、日本に在住する30万人あまりの中南米出身者に示される、人と人の絆に支えられてきたこと等を述べた。
  3. また、同挨拶の中で、北朝鮮のミサイル発射についても言及し、これが国際社会の平和と安定にとって脅威であり、厳しく糾弾されるべきである旨述べるとともに、国際社会全体としての対応が極めて重要であり、国際社会のメッセージを正確に伝える場である国連安全保障理事会において、決議の採択に向けて我が国が努力を続けていることを説明した。さらに、中南米諸国で現在安保理理事国であるアルゼンチン及びペルーに対し、同決議への支援について謝意を表明(注1)するとともに、7月11日に中米統合機構首脳会議(注2)において、北朝鮮のミサイル発射問題に関する宣言が採択されたことについて、大いに勇気づけられた旨述べた。
  4. その後、会食の間、北朝鮮のミサイル発射を巡る情勢、日本の経済協力のあり方、日本と中南米の経済関係強化の方策、日本の広報文化政策等について、活発な意見交換が行われた。

注1:アルゼンチンからはポルスキ大使、ペルーからはバルトラ臨時代理大使が出席。

注2:ベリーズ、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ及びドミニカ共和国の8カ国の首脳又は外相が出席し、パナマで開催。

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