報道発表

日・コンゴ共和国外相電話会談

平成18年7月11日

 7月11日22時25分頃より約10分間、麻生外務大臣はモロッコにて行われている国際会議に出席しているアダダ・コンゴ共和国外務・仏語圏担当国務大臣との間で電話外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1. 麻生大臣より、以下を説明の上、我が国の考えに対するコンゴ共和国の支持と協力を求めた。

(1)北朝鮮のミサイル発射は国際社会全体の平和と安定に対する脅威であり、わが国の決議案には8ヶ国が共同提案国として賛成している。

(2)この安保理決議案に関し、昨日のライス米国務長官との真剣な協議の結果、北朝鮮に対する中国の外交的努力を見守るべく、暫時、決議案の採択を求めないこととした。

(3)他方、我が国として迅速かつ力強いメッセージを発出すべしとの考えにはいささかの変更もなく、右外交的努力が不調な場合には、直ちに当初の決議案採択プロセスを再開する考えである。

2. これに対し、アダダ外務・仏語圏担当国務大臣から、今回のミサイルの発射は6ヶ国協議のプロセスに否定的な影響を与えるものであり、地域に緊張をもたらすものであると考えている、日本側立場の説明に感謝するとともにコンゴ共和国としても本件に対し安保理が一致して取り組むことが重要であると考えている、と述べた。

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