報道発表

イラクに対する円借款の供与について(事前通報)

平成18年6月19日
  1. わが国政府は、イラクに対し、「サマーワ橋梁・道路建設計画」を実施するために必要な33億4,800万円を限度とする円借款を供与することとし、この旨イラク側に通報した。今後、円借款の供与に関する交換公文の署名を行う予定である。
     わが国政府は、既に本年3月28日(火曜日)に「港湾整備計画」、「灌漑セクターローン」および「アル・ムサイブ火力発電所改修計画」に対する円借款の供与の意図をイラク政府に表明したところであり、イラク新政府設立後も、円借款の供与等を通じてイラク人による主体的な国づくりを支援していく。
  2. 供与条件
     (1)金利      :0.75%
     (2)償還(据置)期間:40(10)年
     (3)調達条件    :一般アンタイド
  3. 対象案件の概要
     イラクの国内交通網を整備することは、イラク経済・社会の復興において喫緊の課題である。しかしながら、南北を横断する国道1号線は一部未整備区間があり、その迂回路である国道8号線がサマーワ市内でユーフラテス川を横断する周辺においては、激しい交通渋滞が発生している。
     このため、サマーワ市および周辺において、ユーフラテス川を横断する橋梁の新設(サマーワ北橋)、架替(マーディ橋、ヒラール橋)およびこれらの橋梁への接続道路の建設を行うことにより、サマーワ市内の交通混雑緩和及びイラク南北横断交通の円滑化を図る。
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