報道発表

日中21世紀交流事業の開始について

平成18年4月27日
  1. 今般、日中双方は、日中関係の未来を担う高校生を中心とする青少年の交流の重要性を確認し、「日中21世紀交流事業」を実施することとした。今後、日中双方は共に政府関係部門および関係団体と連携しつつ、協力して本件事業を実施する考えである。
  2. 日本側においては、日中友好会館により、中国人高校生の短期(10日程度)招聘(1100名)を行う。また、国際交流基金において日中交流センターを立ち上げ、中国人高校生を中心とした中長期(100~150名、3週間から1年程度)招聘等の事業を行う。中国側の派遣実施機関は中国教育部である。
  3. 本件事業の実施により、今年度内に1,000名規模の日中両国の高校生交流が行われるが、この事業において、日中両国の高校生同士、更には高校生と市民がお互いを良く知り合えるよう、学校生活、共同活動、ホームスティ等、直接交流ができるプログラムを実施する。また、参観先の選定についても環境対策、先進技術、福祉、伝統文化等に触れる機会をつくり、多面的な理解を促すよう工夫する。
  4. なお、本件事業のスタートとして、中国人高校生の短期代表団第一陣200名が5月16日(火曜日)から24日(水曜日)にかけて来日する。東京において外務省訪問、日中関係に関するセミナーへの参加、千葉県、茨城県、三重県、滋賀県において日本の高校における合同授業、部活動への参加、日本の高校の生徒宅でのホームスティ、文化、経済、社会状況の視察等を行う。
  5. 本件事業により、今後更に夏から来年にかけて合計6陣の訪日団(今次代表団を含む)が相次いで訪日し、交流を実施する予定。本件事業の実施により、日中の青少年間の相互理解が深まり、両国関係の強固な礎を築くことが期待される。
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