
横田めぐみさんの夫の可能性があるとされる韓国人拉致被害者に関するDNA検査の結果(要旨)について
平成18年4月11日
- 外務省では、北朝鮮による日本人拉致事案の関連情報収集の一環として、横田めぐみさんの夫の可能性があるとの報道がなされていた韓国人拉致被害者5名に関し、その御家族の協力を得て、DNA検査を実施した。
- 当該検査は、当該被害者の御家族と横田めぐみさんの娘であるキム・ヘギョンさんのDNA型を比較し、両者間の血縁関係の存在について確認するものである。これまで、神奈川歯科大学及び大阪医科大学の2機関に検査を嘱託してきたが、今般、いずれの機関からも、キム・ヘギョンさんと韓国人拉致被害者のキム・ヨンナムさんの家族の血縁関係を肯定できる数値が得られ、血縁関係が存在する可能性が高いとの結果が報告された。
- なお、鑑定結果については、本日午後、外務省より横田めぐみさんの御両親及び韓国側御家族にお知らせした。また、事前に検査作業の協力を得ていた韓国政府に対しては、佐々江アジア大洋州局長より、来日中の千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長に対して伝達し、改めて韓国側の協力を要請した。
- 更に、北朝鮮に対しては、佐々江局長より、来日中の金桂冠(キム・ケガン)外務副相に対し、今回の検査結果を踏まえ、拉致問題の解決に向けて北朝鮮が誠意ある対応をすべきである旨改めて強く要求した。