
日・ASEAN統合基金設立に関する署名式について
平成18年3月24日
- わが国政府は、ASEAN統合に資することを目的として、ASEAN諸国とともに日・ASEAN統合基金(JAIF)を設立し、同基金に対し75億円の拠出を行うこととし、このための署名式が、3月27日(月曜日)東京において、麻生太郎外務大臣とマルズキ・モハマド・ノール在京マレーシア大使(H. E. Datuk Marzuki Mohammad Noor)との間で、ASEAN10ヶ国の大使等関係者が見守る中、行われた。
- ASEANは、2020年までにASEAN共同体を形成することを目標に、ASEAN統合に向けた様々な努力を行っている。また、ASEANは、東アジア地域協力において中心的な役割を果たしており、ASEAN統合支援によりASEANの結束を強化することは、ASEANのみならず東アジア全体にとって有益である。このため、昨年12月13日の日・ASEAN首脳会議で小泉総理より、ASEAN統合を支援するために75億円を拠出することを表明した。今般、諸般の準備が整ったため、基金設立のための署名式を行う運びとなった。
- 日・ASEAN統合基金の設立を通じ、50万人分のタミフル備蓄支援を含む鳥インフルエンザ対策、テロ対策、開発格差の是正などの面での日・ASEAN協力が加速されることが期待される。