
イラク南部湿地環境保全関係者に対する研修について
平成18年3月14日
- わが国は、独立行政法人国際協力機構(JICA)による研修事業の一環として、イラクの南部湿地環境保全に携わるイラク政府関係者計13名に対し、3月15日(水曜日)から3月24日(金曜日)まで本邦において、湿地環境保全に関する研修を実施する。
- この研修は、イラク南部の湿地環境保全に寄与することも念頭に、イラク環境省、水資源省、農業省等の行政官計13名が研修に参加し、湿地環境保全をテーマとする講義、わが国関係施設の視察を通じ、湿地環境保全に対する一般的知見を深めることを目的に実施される。
- 研修員は、湿地環境保全に関わるわが国有識者との意見交換を行う他、釧路湿原保全の取り組み、他国における湿地環境保全の事例等に関する講義、大阪の浄水場、琵琶湖博物館等現場の視察を通じ、湿地環境保全の重要性について認識を深めるとともに、環境保全の具体的事業について学び、今後の湿地環境保全に対する取り組みに役立てる。
(参考)
- これまでわが国政府は、イラク復興信託基金への資金拠出(1,100万ドル)を通じて、国連環境計画(UNEP)が実施するイラク南部湿原環境管理支援事業を支援してきた。
- また、来年度もUNEPを通じた本件事業(本邦研修の可能性も含む)を継続させる方向で検討している。