報道発表

柳明桓(ユ・ミョンファン)韓国外交通商部第一次官の訪日

平成18年3月6日
  1. 日韓次官級戦略対話

    (1)6日昼、麻布台別館において、谷内事務次官と柳明桓(ユ・ミョンファン)韓国外交通商部第一次官との間で、日韓次官級戦略対話(ワーキング・ランチ)が開催された。引き続き、6日午後、飯倉公館において、谷内事務次官と柳第一次官との間で、日韓次官級戦略対話が行われた。

    (2)本日の戦略対話においては、まず、二国間関係の更なる発展のための方途につき、意見交換を行い、自由民主主義と市場経済という基本的価値を共有し、共に米国との同盟関係にある両国が、友好的かつ協力的な関係を維持し、発展させることが北東アジア地域全体の平和と安定のためにも極めて重要であるとの認識を改めて確認した。また、歴史共同研究、在サハリン「韓国人」支援、朝鮮半島出身者の遺骨調査・返還等の過去に起因する諸問題についても意見交換を行った。更に、青少年交流の促進、ワーキング・ホリデーの推進、「ポスト友情年事業」の実施につき一致した。

    (3)また、そうした基本的認識の下で、日韓間の協力・連携のあり方について、大局的見地から率直な議論を行った。まず、北東アジアの平和と安定の構築について、北朝鮮の核問題の解決のための六者会合の早期再開に向けた対応、米国との関係等を中心に意見交換を行った。また、国際社会における共通の課題について意見交換を行った。

  2. 麻生大臣及び安倍官房長官への表敬
     6日午後、柳明桓第一次官は、麻生大臣及び安倍官房長官をそれぞれ表敬訪問し、意見交換を行った。意見交換においては、先方より我が方による恒久的査証免除措置に謝意が表明され、この措置を受け、1日1万人を超える国民の往来を更に拡大し、また、青少年等の交流を更に進めることで意見の一致を見た。また、北朝鮮問題については、六者会合の早期再開と拉致問題を含む諸懸案の解決に向け、引き続き緊密に連携していくことを確認した。
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