(1)シンポジウムの第1部では、アジア・太平洋地域の途上国が直面する課題を踏まえ、既に限界設定のための申請を行ったオーストラリアの代表が申請までの政府の取り組みの経験について講演予定。また、国連その他の国際機関が、申請を検討中の途上国に対して行っている支援を紹介し、効率的な延長申請への取り組みにつき検討予定。
(2)第2部では、特に太平洋に多く存在する「活動的縁辺部」(注:プレートの沈み込みが起こっており、地震や火山活動が活発なところ)を取り上げ、それに関連する最新の科学的研究成果について議論予定。これは国連海洋法条約が大陸棚の範囲を大陸棚縁辺部の外縁を限界としていることを念頭においたもの。