
アブリザル・バクリー・インドネシア国民福祉担当調整大臣の安倍内閣官房長官表敬
平成18年1月11日
- 1月11日(水曜日)午後1時45分から約40分間にわたり、安倍内閣官房長官は、総理官邸において、訪日中のアブリザル・バクリー・インドネシア国民福祉担当調整大臣の表敬を受けた。
- 冒頭、安倍官房長官より、先般、ジャワ島で発生した洪水・地滑りによる犠牲者に対しお悔やみ申し上げるとともに、我が国の緊急物資支援に触れ、同支援を有効に活用頂きたい旨述べた。
- また、バクリー大臣よりは、今回のジャワ島での洪水・地滑りに対する日本の緊急支援を含め、先のスマトラ沖大地震・津波をはじめとしたインドネシアの自然災害復旧に際しての日本からの甚大な支援や、これまでの日本の多大な経済支援につき、深く感謝の意が述べられた。さらに、バクリー大臣は、今回の訪日目的でもある防災分野での協力つき、日本の経験と知見を学び、インドネシアの防災体制の強化に活かしていきたい旨述べた。
- また、バクリー大臣は、同国で感染の拡大が懸念される鳥インフルエンザ対策についても日本のこれまでの支援を感謝するとともに、今後の支援についても触れ、安倍長官より、日本の対策について紹介するとともに、要すれば更なる支援についても検討したい旨述べた。
- 更に、安倍長官及びバクリー大臣の双方で、日本とインドネシアの関係強化は、それぞれの国の国益にかなうばかりか、地域の安定と発展にも資するとして一致した。
(参考)
バクリー調整大臣は、昨年6月、小泉総理とインドネシア・ユドヨノ大統領との首脳会談で合意された共同文書の一つである「自然災害の被害を減らすための二国間の協力に関する共同発表」により設置された日本・インドネシア「防災対策に関する共同委員会」の第1回会合出席のために来日。