
小泉総理とムシャラフ・パキスタン大統領の電話会談
(結果概要)
平成17年11月14日
11月14日、午後9時過ぎから15分程度ムシャラフ大統領から小泉総理に電話があった。概要以下のとおり。
- 冒頭、小泉総理より、今回の地震に対する犠牲者に哀悼の意を表するととともに、地震に際してのムシャラフ大統領の力強い指導力に敬意を表する、と述べた。
- ムシャラフ大統領より、日本から頂いた緊急支援に謝意を表明した。同大統領より、先日、日本の自衛隊のヘリ部隊を訪問したが、自衛隊は非常に素晴らしい働きをしている、と述べた。
これに対し、小泉総理より、現地の自衛隊からは、わざわざムシャラフ大統領が訪問し、激励して下さったことに感激したとの報告を受けている、と述べた。
- ムシャラフ大統領より、今後の課題は復旧・復興支援である、国連、世銀、ADB、パキスタン政府等が合同でニーズ調査を実施しており、住居、学校、病院などの支援需要がある、また、11月19日に復旧・復興会議を主催することが予定されおり、大統領自身が出席して国際社会の支援を要請する予定である、と述べた。また、同大統領より、日本への要望が2つあり、しかるべく代表団を派遣し連帯を示して欲しい、復旧・復興について寛大な支援をお願いしたい、と述べた。
これに対し、小泉総理より、復旧・復興についてはできるだけの支援を行っていきたい、どのような支援が可能か十分検討したい、会議には外務省の副大臣を派遣したい、と述べた。
- 小泉総理より、ムシャラフ大統領が、地震の被害にくじけることなく、毅然とテロとの闘いに取り組んでいることに敬意を表する、と述べた。
これに対し、ムシャラフ大統領より、パキスタンはテロとの闘いにコミットしており、今後も継続していく所存である、と述べた。