報道発表

イラク(サマーワを含むムサンナー県)におけるムサンナー県警察本部に対する警察署用機材の供与式について

平成17年9月15日
  1. わが国の草の根・人間の安全保障無償資金協力の支援によるムサンナー県警察本部に対する警察署用機材の供与式が、9月15日(木曜日)、ムサンナー県警本部敷地内で行われ、イラク側よりムサンナー県警関係者等が、わが国よりサマーワ外務省事務所及び陸上自衛隊の関係者等が出席した。
  2. イラクの治安の安定のためには、イラク人自らが政治プロセスを進めるとともに、復興・復旧を図ることにより民生が安定することが重要であり、わが国政府としても、このようなイラク人の努力を主体的に支援している。
  3. ムサンナー県警は同地域の治安維持活動において主要な役割を担っているが、業務上最低限必要な捜査事務用備品・機器が不足している。今回の協力による機材(事務用机、椅子、捜査用ビデオカメラ等)供与を通じて、警察署の捜査等業務遂行機能の強化が期待される。また、今回の支援については、これまでにわが国が支援している緊急無償による警察車両の供与や草の根・人間の安全保障無償資金協力による警察ポスト用機材の供与等との相乗効果も期待される。

(参考)

  1. わが国は、本年6月13日に、ムサンナー県警察本部に警察署用機材を供与するために、総額161,379米ドル(17,267,553円)の草の根・人間の安全保障無償資金協力を決定した。
  2. 本件は、サマーワを含むムサンナー県内の主要警察署6署を対象に実施するもので、各警察署には、幹部を含む50名の職員が24時間態勢で捜査等任務に当たっている。
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