談話
パキスタンにおけるテロ事件について(外務報道官談話)
平成25年7月28日
7月26日(現地時間同日),パキスタン北西部の連邦直轄部族地域(FATA)のパラチナル(アフガニスタンとの国境付近)において発生したテロによって多くの死傷者が生じたことに,強い衝撃と悲しみを覚えます。我が国は,亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,御遺族に対し哀悼の意を表します。また,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
このようなテロ行為は,無辜の人々を狙う許しがたい行為であり,我が国は,これを断固として非難します。我が国は,あらゆる形態・目的のテロを非難し,いかなるテロ行為も正当化し得ないことをあらためて強調します。
我が国は,国際社会と協力しつつ,テロに立ち向かうパキスタン政府の努力を支援していく考えです。
(参考)
26日夜(現地時間),パキスタン北西部の連邦直轄部族地域(FATA)のパラチナルの市場で2度の爆発があり,50名以上が死亡,150名以上が負傷した模様。爆発現場の近くには国内少数派のイスラム教シーア派のモスクがあり,「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」の一派が,シーア派を狙った旨の犯行声明を発出した。