談話

平成25年4月22日
  1.  我が国は,4月20日にイラクにおいて,新憲法下で2回目となる地方評議会選挙が実施されたことを歓迎します。

  2.  選挙期間中に,イラク各地で候補者の殺害等の選挙妨害があったことは遺憾ですが,そのような卑劣な行為にかかわらず,同選挙を実施したイラク政府及び国民の努力に敬意を表します。

  3.  今回の選挙には,在イラク日本大使館館員が選挙監視活動に参加し,公正・円滑な選挙実施のための支援を行いました。

  4.  我が国は,イラク政府及びイラク国民が,更なる政治・民主化プロセスと国民和解の進展を通じて,国内の諸課題を解決していくことを期待するとともに,このようなイラク政府及びイラク国民の努力を引き続き支援していきます。

【参考】イラク地方評議会選挙

(1)今次選挙は,2005年10月に民主的に制定されたイラク新憲法下で行われた2回目の地方評議会(各県毎に設けられている議会)選挙。前回は,2009年1月に実施。

(2)今回,全18県中,キルクーク県,クルディスタン地域3県,及びニナワ県とアンバール県を除く12県において選挙が実施された。

(3)我が国は,イラク独立高等選挙委員会の要請を受けて,在イラク日本大使館館員が監視活動に参加し,バグダッド市内で投票所の監視にあたった。我が国のほか,米,英,豪等の主要国が監視活動に参加した。

(4)最終的な投票結果の詳細が判明するには数週間かかる見通し。

(5)21日,独立高等選挙委員会関係者は,投票率を約51%と発表。


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