談話
中央アフリカ情勢について(外務報道官談話)
平成25年3月25日
- 我が国は,中央アフリカにおいて,3月23日以降,反政府武装勢力であるセレカが首都バンギに侵攻したことに伴い,情勢が急激に悪化していることを深く憂慮します。
- 我が国は,セレカを含む全ての関係者に強く自制を求めるとともに,1月のリーブルビル合意に則り,全ての関係者が対話により平和的に問題を解決することを強く期待します。
- 我が国は,これまでの中部アフリカ諸国経済共同体(CEEAC)を中心とする平和と安定に向けた地域諸国による努力を歓迎するとともに,今後の継続した取組を期待します。
(参考)中央アフリカ情勢
(1)3月20日,反武装勢力であるセレカが,本年1月のリーブルビル合意の不履行を理由として,再び武力に訴える旨宣言。21日以降攻撃を再開。23日,セレカは首都バンギへ侵攻。24日,大統領宮殿周辺を含め,政府軍との間で激しい戦闘が発生。ボジゼ大統領は,国外へ脱出。首都バンギでは略奪行為が広がっている。
(2)3月24日,セレカの指導者ミシェル・ジョトディアが,自らを大統領と宣言し,バンギに外出禁止令を発出するとともに,リーブルビル合意を受けて就任したチャンガイ首相を留任させる旨表明。セレカ側は民主的な選挙への移行を組織することを望んでいる旨述べている。