談話

平成26年1月24日

1 1月24日朝(日本時間24日午後),エジプトの首都カイロの中心部に位置する警察本部とカイロ西部のギザ県ドッキ地区の地下鉄駅近くで爆発が発生し,死傷者が発生したことは極めて遺憾です。我が国は,亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,ご遺族に対し哀悼の意を表します。また,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。

2 テロはいかなる理由においても正当化できず,我が国は,あらゆる形態のテロリズムを断固として非難します。

3 我が国は,エジプトの治安が早期に安定し,エジプトの幅広い人々が参加できる形で政治プロセスが進展することを期待します。

(参考)
 24日午前6時半頃(日本時間24日12時半頃),エジプトの首都カイロの中心部アービディーン地区(タハリール広場から東に約1.5キロ)に位置するカイロ警察本部で爆発事件が発生,保健省によれば4人が死亡,51人が負傷した。車爆弾が使用され,人体の部分が周囲に散らばっているため自爆テロである可能性が高く,シナイ半島を本拠地とするジハーディストグループ「アンサール・バイト・アルマクディス」が犯行声明を発出した模様。また,同日午前9時頃(日本時間15時頃),カイロ西部のギザ県ドッキ地区に位置する地下鉄ブフース駅近くでも爆発事件が発生,国営TVによれば1人が死亡,15人が負傷した。
 なお,日本時間24日夕刻時点で在留邦人に被害等が出たとの情報はない。


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