世界が報じた日本
海外主要メディアの日本関連報道
12月17日~12月24日
平成25年12月24日
最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文にあたって下さい。
掲載日
12月18日付
紙面(国名)
執筆者・掲載欄・発信地
ピエール・ル・イール記者(福島発)
12月16日,東京電力が福島原発事故発生後初めて,外国人記者による事故現場訪問を許可した。これまでも外国人記者が事故現場に入ることはできたが,訪問はくじ引きで少人数しか受け入れてもらえなかった。危機への場当たり的な対応や,情報隠蔽,虚偽の発言等で厳しく批判されていた東電であるが,今回は東電が前向きに問題に取り組んでおりできるだけ情報を提供していこうという姿勢が感じられた。現在は状況をコントロールしているという兆候の現れだろう。外国人記者グループは16日早朝, Jビレッジで東電のバスに乗り込んだ。40分ほどで原子力施設の検問所に到着,防護服を着用し,別のバスに乗り換えた。原発施設に入ると,様々な大きさのタンクが800以上並んでいる。東電は既に35万トン以上の汚染水をタンク内に貯蔵している。そのあと津波の被害を受けた原子炉のある地点までバスで移動した。ここで記者たちは被害規模の大きさ及びこれまで行われた超人的な収拾作業の実態を目の当たりにした。