談話

マダガスカル情勢について(外務報道官談話)

平成25年8月23日

  1.  今般のマダガスカルの特別選挙法院による大統領選挙立候補者の最終リストの確定,また,同国の暫定国民独立選挙委員会による新たな大統領選挙及び国民議会選挙日程の決定は,政治的危機打開に向けた重要な一歩です。我が国は、これを高く評価し、また、歓迎します。

  2.  今後,同国の政治的危機打開のために定められたロードマップ及び選挙日程に従い,信頼性のある,自由・公平かつ透明性が確保された大統領選挙及び国民議会選挙が平和裡に実施され,マダガスカル国民の総意が反映された新政権が早期に発足することを強く期待します。

  3.  我が国は引き続き,ロードマップの履行及びこれら選挙の実施に向けた当事者の努力を後押していく考えです。

(参考1)最近の情勢
  1.  マダガスカルでは,2009年3月17日,憲法手続きに則らない形で,ラジョリナ・アンタナナリボ(首都)市長(当時)を暫定政府大統領とする暫定政府が発足。これにより,ラヴァルマナナ大統領(当時)は,南アフリカへ亡命。
  2.  2011年9月,南部アフリカ共同体(SADC)の仲介により,暫定政府の統治体制や選挙の枠組み等を定めた,政治危機打開に向けたロードマップが作成され,徐々にではあるが,ロードマップ履行に進展が見られていた。本年5月,同国の特別選挙法院は,ラジョリナ暫定大統領,ララオ・ラヴァルマナナ前大統領夫人及びラチラカ元大統領を含む計41名の大統領選挙立候補者リストを発表。これに対し,アフリカ連合(AU)とSADCを中心とする国際社会は,これらの3候補者を含む数名の候補者は,大統領選挙立候補に必要な要件を満たしておらず違法であると批判し,立候補の取下げを求めた。この事態により選挙プロセスが停滞し,7月24日に予定されていた大統領選挙第一回投票は延期された。
  3.  危機打開のため,AUとSADCが調停活動を行った結果,特別選挙法院は大統領選挙立候補者リストを見直し,8月21日,ラジョリナ暫定大統領,ララオ・ラヴァルマナナ前大統領夫人及びラチラカ元大統領を含む全ての違法な立候補者を排除する形で,最終立候補者リストを決定。
  4.  8月22日,暫定国民独立選挙委員会は大統領選挙第一回投票日を10月25日,第二回投票及び国民議会選挙投票日を12月20日と発表。

(参考2)マダガスカルに対して我が国が行った選挙支援
 我が国は,今次大統領選挙及び国民議会選挙に際し,暫定国民独立選挙委員会の能力強化や選挙用資機材の供与のため,1億100万円相当を支援(国連開発計画(UNDP)経由で拠出)。


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