外務省関連報道に対する見解

日本人報道関係者による北方領土への入域及び関連記事掲載について

平成18年11月

(問)日本人報道関係者が、ロシアから北方領土に入域した模様が報道されています。北方領土に日本人が入域することは、問題はないのでしょうか。

(答)

  1. ロシアによる北方四島の不法占拠が行われている状況の中で、日本国民がロシア政府の出入国手続に従って北方四島に入域することは、我が国として、北方四島に対するロシアの領有権や管轄権を認めているかの如き誤解を与えかねません。このため、当省としてはこれまでより、日本国民がロシアから北方四島に入域しないよう閣議了解、ホームページ等において呼びかけているところです。
  2. このような観点から、御指摘のような取材方法についても、政府の立場と相容れるものではありません。このような取材方法に基づく報道がなされた場合には、当該報道関係機関等に対して遺憾の意を表すとともに、再発の防止を申し入れているところです。
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