記者会見

北村外務報道官会見記録

(令和7年3月19日(水曜日)15時44分 於:本省会見室)

冒頭発言

太平洋島嶼国各国首脳等の訪日

【北村外務報道官】先週から今週にかけまして、太平洋島嶼国の首脳等の訪日が続きましたので、改めて、冒頭にまとめて御紹介いたします。
 先週は、ワンガ太平洋諸島フォーラム(PIF)事務局長と岩屋外務大臣との会談、そして、日・マーシャル首脳会談が行われました。また、昨日3月18日には、日・ミクロネシア首脳ワーキング・ディナー、そして外相会談が行われました。
 これらの首脳等との間では、地域の戦略環境がますます複雑となる中で、日本と太平洋島嶼国とが、一貫して、価値と原則を共有する重要なパートナーとして、共通の課題に取り組んでいくことを確認しました。
 また、東京電力福島第一原子力発電所を視察したシミナ・ミクロネシア大統領からは、ALPS処理水の海洋放出に関する我が国の取組への理解と歓迎が示され、ロバート・ミクロネシア外相からは、日本の取組を他の太平洋島嶼国にも伝えたい旨の発言があったところです。
 申し上げるまでもなく、太平洋島嶼国・地域は太平洋を挟んだ日本の隣国です。歴史的にも深い「キズナ」を有し、親日的で、国際社会において、日本の立場を支持してくれている重要な国々です。
 日本は、この太平洋島嶼国との間で、1997年に、太平洋・島サミット(PALM10)を初めて開催し、以後3年ごとに開催し、昨年の7月には、PALM10を東京で開催したところです。
 引き続き、太平洋島嶼国との関係の強化に努めてまいりたいと思います。
 私の方からは以上です。

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