記者会見

北村外務報道官会見記録

(令和7年2月26日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)

冒頭発言

「日本とブルガリア 交流の歴史」展

【北村外務報道官】冒頭、私(北村外務報道官)から、外交史料館における展示について御紹介します。
 3月6日から29日まで、外交史料館展示室において、駐日ブルガリア大使館との共催で「日本とブルガリア 交流の歴史」という展示会を開催します。
 日本とブルガリアの友好関係は、長い歴史に裏打ちされたものであり、昨年、令和6年には、日・ブルガリア交流開始115周年、そして、外交関係樹立85周年、外交関係再開65周年という「3つの周年」を迎えたところです。
 今回の特別展示では、1879年に、明治天皇陛下に宛てて送られたブルガリア公アレクサンダル1世の親書の原本を始め、ブルガリアの独立を祝う文書や、両国間の通商航海条約の原本、1970年の大阪万博記念アルバムなど、貴重な資料を取りそろえています。また、ブルガリアでの展示会も行われ、そこで使用された両国の交流を象徴するパネルも、多数展示いたします。
 両国の交流の歩みを振り返り、両国の友好関係について知識を深める機会になりますので、ぜひお立ち寄りいただければと思います。
 私(北村外務報道官)からは、以上です。

G7首脳テレビ会議(共同声明)

【読売新聞 大藪記者】ウクライナ侵略開始から3年目の節目の24日に行われました、G7首脳オンライン会議についてお伺いします。会議終了後、現時点で、声明は出ておりませんけれども、声明取りまとめに向けた調整状況をお聞かせください。あるいは、発出されない方向であれば、それも含めてお教えください。

【北村外務報道官】G7の首脳声明については、引き続き、調整中です。
 現在、ウクライナをめぐりましては、国際社会において、様々な動きがあるのは御承知かと思います。国連総会決議の採択、あるいは国連安保理決議の採択、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国を訪問するというような報道もあります。情勢が刻々と変化する中で、G7首脳がいかなるタイミングで、どのようなメッセージを発出するのが適当かというような観点からの調整が、引き続き、行われているところです。
 この機会に、日本としての基本的な立場を申し上げますと、ウクライナをめぐって、現在行われている米国、欧州、それを含む各国の外交努力、これが国際社会の結束の下で、長年にわたる戦闘行為を終結させる、そして、一日も早く、公正かつ持続的な平和の実現につながる、これが重要であると考えておりますので、このような考え方に基づき、G7を含む国際社会と連携して、引き続き、取り組んでいきたいと考えているところです。

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