記者会見

北村外務報道官会見記録

(令和6年9月11日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)

冒頭発言

(1)アルジェリア大統領選挙

【北村外務報道官】冒頭、私(北村外務報道官)から2点ございます。
 まず1点目ですが、アルジェリア大統領選挙についてです。現地時間9月7日に行われた、アルジェリア民主人民共和国の大統領選挙に関し、我が国は現職のアブデルマジド・テブン大統領の再選に祝意を表明いたします。
 我が国としては、アルジェリアが地域の平和と安定のために、引き続き、建設的な役割を果たしていくことを期待いたします。また、アルジェリアとの長年の友好関係を基に、引き続き、幅広い分野での協力関係を更に発展させていく考えです。

(2)「学生と語る 私の提言」

【北村外務報道官】2点目です。
 少し先の話になりますが、外務省のイベントの広報です。
 来年の2月13日木曜日に、学生を対象に、「学生と語る 私の提言」という企画を外務省本省で開催する予定です。
 今回は、従来開催してきた、日本の外交政策や国際情勢について、外務省員と学生が対話する「学生と語る」というプログラム、そこに学生が提言・発表を行う「国際問題プレゼンテーション・コンテスト」という事業を統合して開催する予定です。
 そして、来週から、このプレゼンテーション部門の応募を開始します。今回のテーマは、「地政学的な競争が激化する中、日本への支持を広げる広報戦略とは」です。
 これから日本を担う学生の皆さんの、柔軟な発想から生まれる個性豊かな政策提言を期待しているところです。ぜひ、御応募いただければと思います。
 私(北村外務報道官)からは、以上2点です。

イランへの制裁(イランによるロシアへの短距離弾道ミサイルの供与)

【読売新聞 工藤記者】ウクライナ侵略に関して1点御質問いたします。ウクライナ侵略を続けるロシアに対して、イランが短距離弾道ミサイルを供与したとして、米国がイラン航空への制裁を表明し、また、続いて、英国やドイツ、フランスも同様の方針を表明しています。日本はイランと独自の友好関係をお持ちだと思いますけれども、これに関しては、またG7の一員として、各国と足並みを揃えるおつもりなのか、現状の検討状況と、それから今後の対応方針を伺います。よろしくお願いします。

【北村外務報道官】今、御質問がありました、イランがロシアに多数の短距離ミサイルを供与したとの米国政府他の発表については承知しているところです。
 日本政府としては、その詳細や、ウクライナ情勢等へのあり得べき影響について、重大な懸念を持って注視しているところです。
 御質問の今後の対応についてですが、現時点で予断することは差し控えたいと思いますけれども、日本政府としては、ロシアの侵略を止め、一日も早く公正かつ永続的な平和をウクライナに実現する、その目標のために、引き続き、国際社会と緊密に連携しながら、厳しい対露制裁を講じるとともに、強力なウクライナ支援に、しっかりと取り組んでまいりたいと考えているところです。

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