記者会見

北村外務報道官会見記録

(令和6年9月4日(水曜日)15時46分 於:本省会見室)

冒頭発言

(1)総理の訪韓、及び日豪「2+2」

【北村外務報道官】冒頭、私(北村外務報道官)の方から2件ございます。
 1件目は、既に発表済みの外交日程についてです。岸田総理大臣は、諸般の事情が許せば、9月6日から7日にかけまして、韓国を訪問する予定です。今般の岸田総理による韓国訪問は、両国首脳により再開された「シャトル外交」を実践するものとなります。
 また、上川外務大臣は、今夜から豪州を訪問し、第11回日豪米外務・防衛閣僚会議、いわゆる「2+2」に参加をいたします。また、この機会に合わせて、日豪外相会談も行う予定になっています。それぞれの訪問の意義につきましては、既に官房長官、及び上川外務大臣の方から述べたとおりですが、外交当局としても、それらの意義を実現すべく、しっかりと取り組んでまいります。

(2)ベネズエラ大統領選挙

【北村外務報道官】2点目は、ベネズエラに関してです。
 昨日ですが、7月28日に実施されたベネズエラ・ボリバル共和国におけます大統領選挙、これに関する外務報道官談話を発出しました。我が国は、投票した全てのベネズエラの国民の意思が尊重されるよう、大統領選挙プロセスの透明性が確保されるように、引き続き、求めてまいります。
 私(北村外務報道官)の方からは以上です。

中東情勢

【共同通信 飯川記者】中東情勢について伺います。パレスチナ自治区のガザで、拘束された人質6人が、遺体となって発見されました。人質の解放、それから停戦交渉がなかなか難航している状況ですが、日本政府としての見解をお聞かせいただけますでしょうか。

【北村外務報道官】今、御質問がありましたように、イスラエル政府発表によると、8月31日、ハマスによって拘束されていた人質6名の遺体が収容されたと承知しています。罪のない人質が殺害されたことに対して、深い悲しみと憤りを覚えます。犠牲となった方々、及びご遺族に対して、哀悼の意を表します。
 ガザ地区をめぐる情勢につきましては、今もなお、人質となった多数の人々の解放が実現しておりません。また、長引く戦闘で、人道状況が深刻さを増していることを深く懸念しています。我が国としては、人質の解放と停戦が実現するよう、米国、カタール、エジプト、それを始めとします関係国とも緊密に連携し、事態の沈静化に取り組んでいく考えです。

その他

 会見はこれで終わらせていただきますが、たまたま、今日、外務省で受け入れていますインターン6名の方々が、この会見を見学に来ています。外務省としても、インターンの受入れ等をやっていますので、この機会にご紹介をさせていただきます。以上です。

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