記者会見
小林外務報道官会見記録
(令和5年11月29日(水曜日)16時32分 於:本省会見室)
米軍オスプレイ機の墜落
【NHK 五十嵐記者】米軍のオスプレイの関係で伺います。防衛省関係者によりますと、今日午後、米国軍の輸送機オスプレイが、鹿児島県の屋久島付近で墜落したという情報が入ったということです。外務省として把握している情報や、今後の対応について伺います。
【小林外務報道官】外務省においても、関連情報を収集中ですので、詳細は、防衛省に御問合せを願いたいと思っています。
COP28(岸田総理大臣の出席)
【共同通信 林記者】総理が、COP28に出席されるという表明がありましたけれども、日本政府として、どういう点に力点を置いてメッセージを発していくか、あるいは、期待される成果等々について、御見解をお願いいたします。
【小林外務報道官】COP28世界気候行動サミットへの岸田総理の出席につきましては、主催者であるUAE政府から岸田総理宛に招待が寄せられており、諸般の事情が許せば出席する方向です。
COP28では、人類共通の課題である気候変動について、2050年ネット・ゼロに向けた日本の取組を発信し、気候変動対策への積極的な姿勢を示す予定です。
また、COP28の交渉では、2016年に発効したパリ協定において、その目標達成に向けた、世界全体の気候変動対策の進捗評価を行う、初めての、第1回のグローバル・ストックテイクが完結する節目の会合です。緩和、適応、資金等の各分野において、バランスのとれた野心的な成果の確保が期待されるところです。また、全ての締約国が、2030年に向けた、「国が決定する貢献」(NDC)を1.5℃目標と整合的に設定していくべく、緩和の取組に対する野心の向上を進展させていく必要があると考えています。
このような中で、我が国としては、引き続き、COP28議長国であるUAEや他の締約国と緊密に連携しながら、COP28の野心的な成果の実現に向けて、積極的に議論に貢献していく所存です。