記者会見
吉田外務報道官会見記録
(令和2年7月30日(木曜日)15時46分 於:本省会見室)
冒頭発言
着任挨拶
【吉田外務報道官】今日、私の方からご報告することはないのですが、初めてなのでご挨拶をさせていただきます。
先週、外務報道官に中南米局長から異動しました吉田でございます。この報道官組織というのは初めてですので、なかなか慣れないところもあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
ご質問に対しては、できる限り誠実にお答えしたいと思っておりますけれども、それぞれの所管事項については、所管部局の立場というものもありますので、理由があってなかなかストレートにはお話できないこともありますことを、予めご容赦をいただきたいと思います。
人の往来の再開
【毎日新聞 田所記者】昨日の夜に、ベトナム、タイの水際緩和で、日本入国のための受入れ手続開始を発表されましたけれども、4プラス12で16か国のうち2か国が始まったということで、残る14か国・地域あると思うのですが、可能なところから始まったと思うのですが、時期的な見通しも含めて、今後の流れみたいなものをご説明いただけたらと思います。
【吉田外務報道官】日本とタイ、ベトナムとの間で、新型コロナウイルスが感染拡大する中で、人的な往来が規制をされていますが、往来の再開に向けた検討及び新しい枠組みの在り方についての発表についてご照会がありました。
これにつきましては、まずタイ、ベトナムとの間について、7月29日から、両国との間で14日間の自宅待機といった現行の防疫措置は維持しながら、更にそれに加えた一定の防疫措置を課す中で、双方向の往来を再開する「レジデンストラック」の手続を開催することになったということですし、今後、その行動範囲を限定した形でのビジネス活動を可能とする「ビジネストラック」についても、引き続き調整を進めていくことになっております。詳細は各種ホームページ等でご案内をさせていただいておりますので、今、言及することは差し控えたいと思います。
それからその関連で、タイ、ベトナム以外の当初の4か国中の残りの2か国、及び7月22日のコロナ対策本部、国家安全保障会議の決定によって、12か国・地域との間の往来の再開について調整協議に入ることについての、現状と見通しについてお尋ねをいただきました。こちらについては、まさに7月22日にその意思決定を行って、それぞれの国・地域との間で、今後、詳細についてやり取りをさせていただくことになっていますので、現時点において、具体的な時期的な見通しであるとか、そういったものがまだお話できるような段階にはありません。
いずれにしましても、先の2か国も含めて、準備の整ったところから順次そういった枠組みについて決定をして、それを実施に移していくというふうに考えております。