記者会見

大鷹外務報道官会見記録

(令和2年7月16日(木曜日)16時41分 於:本省会見室)

新型コロナウイルス(玉城沖縄県知事及び軍転協による茂木外務大臣への要請)

【毎日新聞 田所記者】沖縄の問題ですけれども、知事が今日会見で、米軍の基地関係者を送迎していた日本人のタクシー運転手の方が感染していたということを発表しまして、そういった日本人への感染が疑われる例が出たということへの、政府の受け止めというのを一つお尋ねしたいというのと、昨日8項目、茂木大臣に要望されたんですけれども、米軍関係者全員へのPCR検査とか、情報提供等8項目ありましたが、政府として前向きに検討できるような具体的な項目とかがあれば、教えていただければと思います。

【大鷹外務報道官】順不同でお答えしますが、昨日15日に、おっしゃるように玉城沖縄県知事他、関係者の皆さんが茂木大臣に対しまして、在沖縄米軍における新型コロナ感染に関する要請がありました。玉城知事側からは要請書を手交の上、在沖縄米軍における感染増大に対する懸念が示されますとともに、米軍において感染防止のために厳格な措置を徹底すること、米軍と沖縄県が緊密に情報共有を図ること等について、日本政府から米側に働きかけを行うよう要請がありました。
 これに対して、茂木外務大臣からは、在沖縄米軍における感染事案については、地元の皆様に大変なご心配をおかけしている、要請で言及された事項を含めて、感染拡大防止のために在日米軍と連携し、適切に対応していきたい旨申し上げたところです。引き続きまして、在日米軍と連携し適切に対応してまいりたいと思います。
 ある意味で今、新たな感染の事例の話がありましたけれども、基本的にはこのような状況で、大変沖縄の皆さんにご心配をおかけしている中で、感染防止のためにしっかり在日米軍と連携して、適切に対応していくということだと思います。

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