記者会見

大鷹外務報道官会見記録

(令和元年10月23日(水曜日)15時35分 於:本省会見室)

ホームページにおける旭日旗説明の韓国語版作成

【読売新聞 後藤記者】先日国会で,外務省のホームぺージでの旭日旗の説明について,韓国語版で掲載することについて 茂木大臣が検討したいというお話があったと思うんですが,実際の検討状況を教えていただきたいのですが。

【大鷹外務報道官】ご指摘の資料の韓国語版作成,それから資料へのアクセス改善など,いろいろ旭日旗に関する対外発信のあり方については,ご指摘のとおり10月16日に茂木外務大臣が答弁したとおりでありまして,それについては今,前向きに検討を進めているところとお考えください。

【読売新聞 後藤記者】韓国語以外での言語でのご説明というのは,検討していらっしゃいますか。

【大鷹外務報道官】それは状況を見ながら,ニーズがあるかどうか,それからあと若干いろいろ資源的に,必要な資源があるかどうかということも含めて,いろいろ考えていくと思いますけれども,まずは韓国語ということを考えているということです。

即位礼正殿の儀への台湾・香港・マカオからの出席

【産経新聞 原川記者】昨日挙行されました即位礼正殿の儀には,海外からも多数の要人がお越しになりましたけれども,その中で台湾からは台北経済文化代表事務所の謝長廷所長が参列されて,また香港の行政長官,マカオの行政長官も出席されました。ただ,政府は,正式な招待状というのは,この三つの地域の代表者には出していないと聞いています。もちろん招待状がなくてもたくさんの方にお祝いに来ていただくということは,日本として歓迎すべきことだと思うんですけれども,正式な招待状を出してその上でお迎えした方と,そうでない,招待状を出してないけれどもお迎えした方との違いは,どういうふうに整理されているのか。同じことですけれども,台湾・香港・マカオの代表者の参列の経緯は,どういう経緯なのかについて教えていただけますか。

【大鷹外務報道官】即位礼正殿の儀への出席につきましては,平成の即位の礼の際の前例ですとか,それから他の政府主催式典の例なども踏まえながら,扱いを検討したということです。その上で,今おっしゃったような方々について参列いただくことにしたということです。原則としては,これまでにもいろいろ縷々ご説明しているとおり,我が国が承認している国,欧州連合及び国際連合に対して招待するという形で通知しておりますけれども,その他については,先方からの希望も踏まえながら,個別に検討するというスタイルをとっておりますので,今おっしゃったお三方についてはそちらの部類に入るということになると思います。

北方四島における観光パイロットツアーの再開

【毎日新聞 鈴木記者】北方領土の観光ツアーが延期されています。日程調整が進んでいると思いますけれども,一部報道では10月30日から11月4日というような報道もありまして,今どのような調整状況か,またいつ頃公表できるか教えて下さい。

【大鷹外務報道官】一部報道が出ていることは承知していますけれども,もう少しお時間をいただければと思います。なるべく早く実際に行えるように,関係者の間で,今,鋭意調整中です。

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