記者会見
大菅外務報道官会見記録
(平成30年12月12日(水曜日)16時31分 於:本省会見室)
冒頭発言
(1)G20大阪サミット公式ホームページの開設
【大菅外務報道官】本12日,明年6月28日及び29日に大阪市で開催予定のG20大阪サミットの意義やテーマについて,広く国内外に広報するため,G20大阪サミット公式ホームページを開設しました。URLは,https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/g20/osaka19/です。
このホームページには,総理挨拶のほか,サミット関連情報としてサミット概要,首脳会合・関係閣僚会合の日程,首脳会合開催地紹介等を掲載しています。
今後,このホームページにおいて,G20大阪サミットに関する情報のほか,関係閣僚会合を含むG20サミット全般に関する理解を促進するための様々な情報,さらに各開催都市の多様な魅力も発信していく予定です。
(2)フレルスフ・モンゴル国首相の訪日
【大菅外務報道官】本12月12日から15日までの日程で,オフナー・フレルスフ モンゴル国首相が日本を公式訪問しています。明日,安倍総理は,フレルスフ首相と会談を行う予定です。
また,フレルスフ首相は訪日中,経済関係のイベントに出席するほか,大島理森衆議院議長ほかと面会する予定です。さらに地方日程として,北海道を訪問し,高橋はるみ北海道知事と面会を予定しています。
そのほか,河野大臣は,フレルスフ首相に同行しているツォグトバータル外務大臣との間で,明日,ワーキング・ランチを行う予定です。
今般の訪日を通じ,自由,民主主義,人権,法の支配等の普遍的価値を共有する地域の重要なパートナーであるモンゴルとの間での「戦略的パートナーシップ」が一層強化されることが期待されます。
河野大臣の記者会見での発言
【朝日新聞 竹下記者】昨日の,河野大臣の記者会見での発言についてお尋ねします。北方領土問題に関して,記者からの質問,4回にわたって答えないというような対応をされましたけれども,この対応についての受け止め,見解がありましたらお願いします。
【大菅外務報道官】大臣が昨日行われた会見での個別の対応について,私の立場からコメントすることは差し控えたいと思います。そう申し上げた上で,昨日夜,外務省霞クラブ幹事社から,河野大臣に誠実な会見対応を求めるという申し入れが行われたのに対し,大臣から「神妙に受け取った」と回答をしたと承知しています。
【朝日新聞 竹下記者】昨日の大臣の発言の背景には,日露交渉をめぐって交渉の場以外のところで発言,政府の考え方や立場を申し上げれば交渉の加速化に資さないという懸念があるという理由で,発言を控えていると思うんですけれども,一方,ロシア側からは政府高官によるロシアの立場についてのコメントが相次いでおりますけれども,今後も交渉に関する立場や方針については,対外的に発信しないというこの方針は変わらないという理解でいいのでしょうか。
【大菅外務報道官】はい,そのとおりです。メディアを通じたロシア側の発言の逐一については,コメントは差し控えることとしています。昨日の会見で河野大臣が述べましたとおり,交渉に向けての環境をしっかりと整えたいということです。