記者会見
丸山外務報道官会見記録
(平成30年2月7日(水曜日)16時32分 於:本省会見室)
冒頭発言
(1)台湾東部で発生した地震に関する河野外務大臣発李大維外交部長宛てお見舞いメッセージの発出
【丸山外務報道官】本7日,同日午前0時50分頃(日本時間)に台湾東部で発生したマグニチュード6.4の地震について,河野太郎外務大臣から李大維(り・だいい)外交部長に対して,以下のお見舞いのメッセージを発出しました。
「この度,台湾東部において大きな地震が発生し,大きな被害が出ているとの報に接し,大変心を痛めています。
亡くなられた方々への御冥福を心からお祈りするとともに,被害に遭われた方に対し,心からお見舞い申し上げます。
この困難な時に,日本は,台湾に必要な支援を何でも供与する用意があります。」
(2)北方領土問題
【丸山外務報道官】本2月7日は「北方領土の日」であり,これに合わせて本日,都内で「平成30年北方領土返還要求全国大会」が実施され,安倍総理,河野外務大臣及び江崎沖縄及び北方対策担当大臣も出席しました。さらに,本7日は中根外務副大臣が,「北方領土の日」根室管内住民大会に,堀井学外務大臣政務官が,札幌市の「北方領土フェスティバル」にそれぞれ参加し,北方領土問題の解決に向けた政府としての意気込みを改めて表明しました。
昨6日,東京にて,森外務審議官とモルグロフ露外務次官との間で,日露次官級協議を行いました。同協議では,平和条約締結問題を含め,合計約5時間にわたり議論しました。
日本政府としては,北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下,引き続き,粘り強く交渉を進めていきます。
(3)新START条約の履行期限の到来について
【丸山外務報道官】これに関しては,昨日,外務報道官談話を出しました。
2月5日,米国及びロシアは,両国の間の新戦略兵器削減条約(新START条約)に関し,戦略核兵器の削減義務の履行期限の到来に際して,ステートメントをそれぞれ発出しました。
この条約は,米露両国の核軍縮における重要な進展を示すもので,両国が核軍縮に取り組んできたことを我が国としても歓迎します。
我が国は,今回のこの条約の履行期限の到来を契機として,米露に加え,その他の核兵器を保有する国も参加するグローバルな核軍縮が前進することを強く期待しています。