記者会見
丸山外務報道官会見記録
(平成29年5月10日(水曜日)16時42分 於:本省会見室)
冒頭発言
(1)シリアにおける「緊張緩和地帯」の創設について
【丸山外務報道官】5月4日,カザフスタンのアスタナにおいて,ロシア,トルコ及びイランの3か国が,シリア国内における「緊張緩和地帯」の創設に合意したことが発表されました。我が国は,シリアにおける暴力の低減に向けたいかなる取組も評価します。
我が国は,本件合意が,シリアにおいて,停戦体制を強化するとともに,迅速,安全かつ阻害されない人道アクセスを保証し,政治プロセスの実質的な進展につながることを強く期待します。
(2)武井外務大臣政務官のソマリアに関するロンドン会合出席及びエチオピア訪問
【丸山外務報道官】5月10日から14日まで,武井俊輔外務大臣政務官は,英国及びエチオピアを訪問する予定です。
武井政務官は,英国では,5月11日に開催されるソマリアに関するロンドン会合に我が国代表として出席します。この会合においては,主催者であるメイ英国首相,モハメド・アブドゥライ・モハメッド・ファルマージョ・ソマリア大統領,グテーレス国連事務総長を始め,アフリカ諸国及び主要ドナーを含む関係国の首脳・外相等が参加し,ソマリアの治安改革,テロ・海賊問題,人道問題,経済復興,開発等を包括的に議論する予定です。武井政務官は,この会合において,我が国の対ソマリア支援取組に関するステートメントを行うほか,各国関係者との間で意見交換を行う予定です。
エチオピアでは,日・エチオピア二国間関係を一層強化するため,政府要人と会談するほか,同地に本部を置くアフリカ連合(AU)関係者とアフリカ情勢につき意見交換を行う予定です。