記者会見
大鷹外務副報道官会見記録
(平成29年3月22日(水曜日)16時37分 於:本省会見室)
冒頭発言
(1)外務大臣及び山口県知事共催レセプション
【大鷹外務副報道官】23日,飯倉公館において,外務大臣及び山口県知事共催のレセプションが開催されます。
この事業は,地方創生の一環として,飯倉公館を活用し,海外に地方の多様な魅力を発信する事業であり,今回が10回目となります。
今回は,山口の観光や食材,伝統工芸品や伝統芸能などのPR,駐日外交団,駐日外国商工会議所,観光業界等に対して山口の魅力を発信するものです。
(2)「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」の制作
【大鷹外務副報道官】本日17時40分より,ゴルゴ13の原作者である,さいとうたかを氏が岸田大臣を表敬訪問し,「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け安全対策マニュアル」の対外発表を行います。
詳細はこの後の対外発表のときに説明しますが,このマニュアルを通じて,全国の中堅・中小企業関係者が海外安全対策に関心を持つようになることを強く期待しています。
これは関係部署が,ダッカ事件を受けて何とか安全について更に向上できないかということで,相当の思いを込めている案件ですので,ゴルゴ13を引っ張り出すのは,その結果だと考えてください。その意味で全国の津々浦々,隅々まで,この件について周知していくということが最大のポイントですので,是非とも,皆さんのご協力を頂ければと思います。
北朝鮮ミサイル発射
【NHK 坂本記者】今朝,北朝鮮がミサイルを発射し,失敗したとの情報がありましたけれども,政府としてどのように確認していらっしゃいますでしょうか。
【大鷹外務副報道官】北朝鮮の核ミサイルについての動向は,もちろん政府として非常に重大な関心をもって平素から情報収集・分析に努めていますので,他方,個々の具体的な情報の内容や分析については,事柄の性質上コメントは差し控えたいと思います。
その上で申し上げれば,我が国に飛来するミサイル等は,今回確認されていません。我が国の安全保障に直接の影響を及ぼす事態が発生したとは,認識していないということです。
外務報道官及び副報道官記者会見
【朝日新聞 下司記者】今回,報道官がいらっしゃらなくて,副報道官が会見ということで,間をあけずに会見をしていこうという方針にされた意図などを教えてください。
【大鷹外務副報道官】やはり,何でも物事は定期的にやるというのは,一つ大事なことだと思いますし,その時々にどういうニーズがあるかどうか分かりませんけれども,定期的にやるということであれば,皆さんもいろいろ仕事の上でもやりやすい面があるかもしれないし,我々としてもそのことを前提にいろいろ仕事を組んでいくことになりますので,いろんな意味でプラスがあるんじゃないかなと思います。
地方創生支援 飯倉公館活用対外発信事業
【日経新聞 羽田野記者】最初ご紹介いただいた飯倉公館を使ったレセプションなんですけども,これまでどういうところをやったのかということと,いつからやってたのかということと,和歌山とか前やっていたと思うんですけども,どういう順番でやっているのかというところを教えてください。
【大鷹外務副報道官】事実関係として申し上げると,平成27年からこの事業,始まっているとお考えください。10回目と申し上げましたけども,27年にまず京都市から始まって,京都市,福島県,広島県・広島市,三重県,青森県,この5県を平成27年に行いました。
それから28年には香川県,茨城県,和歌山県,そして平成29年,佐賀県をこの間やりまして,今回が10回目になります。これは,もちろん私どもとしてもいろいろ考えなければいけないのですが,基本的に地方自治体の皆さんからいろいろイニシアティブをいただいて,それを踏まえながら,私どもとして順次,企画・実施しているものとお考えください。今申し上げた都道府県からして,いろいろ意味のあるところだというところはお分かりいただけるかと思います。