記者会見

丸山外務報道官会見記録

(平成29年3月8日(水曜日)16時51分 於:本省会見室)

サルマン・サウジアラビア国王の訪日

【朝日新聞 下司記者】今週末にサウジアラビアの国王が,国王としては46年ぶりに訪日をなさるということですけれども,期待される成果を教えてください。

【丸山外務報道官】サウジアラビアは世界第2位の原油確認埋蔵量,原油生産量を有しています。我が国にとって最大の原油供給国であります。両国は1955年の国交樹立以来,大変良好な関係を築いてきていますし,また我が国皇室とサウジアラビアの王室との交流,歴史も大変長いものがあります。サウジアラビア国王の訪日としては,1971年以来となります。今般のサルマン国王陛下の訪日によって,両国の絆と協力関係が一層深まることを期待しています。

【毎日新聞 小田中記者】トランプ政権が発足して,その中東政策等の見直しというか,変化も想定される中で,そういう地域情勢の中で,日本としては今回の会談は,どのようにつなげるというか,位置付けていきたいとお考えでしょうか。

【丸山外務報道官】今回の訪問の期間では,天皇陛下が御所において,国王陛下をご昼食にお招きになられますし,また安倍総理がサルマン国王陛下と会談して,夕食会を催す予定です。先ほど申しましたとおり,日本との関係は非常に長い関係があるということを踏まえて,また2国間,更に地域との関係においても,サウジアラビアとの長い歴史の関係というのは,非常に重要だと考えております。そういったことを総合的に踏まえて,2国間の関係を更に促進するということを考えております。

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