記者会見
木原外務副大臣臨時会見記録
(平成28年7月2日(土曜日)16時28分 於:成田空港)
質疑応答
(記者)まず最初に取り組むことはどういうことなのでしょうか。
(木原外務副大臣)今回,バングラデシュのダッカで起きたレストラン銃撃人質事案につきまして,岸田大臣から,ダッカに飛ぶようにとの指示を受けましたので,これから向かいたいと思います。もう既に,総理とハシナ首相との間で電話会談をいたしまして,救出作戦の結果,13人の方が救出をされたと,そのうち3人の方が外国の方,そしてお一方日本人の方が含まれていると,こういうことでございます。他方で,全体の概要はまだ判然としないところがありますので,まず現地に赴きまして情報収集,事実関係の確認に全力を上げたいと,このように思っております。また同時に,お一方救出されたということがありますので,その方につきまして,万全の対応をとらせていただきたいと思います。いずれにいたしましても,やはり引き続き人命第一で,人命優先で,各国と緊密に連携を取りながら情報収集にまずは当たりたいと,このように思っております。
(記者)他の方でまだ連絡が取れていない日本の方がいらっしゃいますが,それについては現時点でどうなんでしょうか。何か出発前に入っていることはありますか。
(木原外務副大臣)大変申し訳ありませんが,官房副長官からお話させていただいたとおりですね,一部の方が救出をされ,その方が他に7名の方と一緒にレストランにおられたということ以外に,現時点で私どもが把握していることはございませんので,私自身が向こうに行きまして,このことについてもしっかりと情報収集したいというふうに思っております。
(記者)情報が錯綜していると思いますが,特に最優先で政府として,副大臣として取り組むことは何ですか。
(木原外務副大臣)我々にとってはなんと言っても,人命をとにかく尊重して,人命重視で,残りの7名の方,あるいは,全体像がまだ分かりませんので,いずれにしてもすべての方をしっかりと事実関係を把握をして,そして,救出をするということに尽きると思います。
(記者)アルジェリアの事件を機に,専門チームが今回作られた,派遣されているわけですが,メンバーとその狙いを改めて教えてもらえますか。
(木原外務副大臣)ご案内のとおり,既に国際テロ情報収集ユニット,皆さん行かれております。また,我々外務省の方からも,海外展開支援チームが行っております。外務省の方からは,本省の領事局,また,周辺の公館の領事部のメンバーが既に行っておりますので,まずは情報収集をしっかりやるということを最優先に,全力を挙げていきます。
(記者)現地でその専門チームと合流するということでしょうか。
(木原外務副大臣)もちろん合流いたします。既に現地に,現地の対策本部が立ち上がっておりますので,そこで全員合流するということになろうかと思います。